ここはローカル線として名高い天竜浜名湖鉄道の「二俣本町駅（ふたまたほんまちえき）」。緑の山と青い空に囲まれた、ほのぼのとした無人駅です。
▲ゆったりとした空気が流れる天竜浜名湖鉄道「二俣本町駅」
これまで駅舎のスペースにはお蕎麦屋さんが営業していましたが、退去により、中谷明史さんに利活用の話が舞い込みます。
▲リノベーション前の様子
中谷さんは天竜区二俣町の「Kissa 山ノ舎（やまのいえ）」のオーナー。「第１回リノベーションスクール＠浜松」を受講後、東京からUターンし、空き物件をリノベーションしてカフェをオープン。同時に天竜のまちづくり活動に取り組み、若者が集う拠点を築きました。昨年は山ノ舎の二階に若者が集い、働く場所、コワーキングスペース「ニカイ」をオープンします。
その中谷さんがリノベーションまちづくりの第二弾として取り組むのが、この駅舎スペースのリノベーション。中谷さんは、イタリアのアルベルゴ・ディフーゾを参考に、天竜地域全体で泊まったり、食べたり、飲んだり、遊んだりとおもてなしする考え。この駅舎スペースはホテルとしての役割を担います。ホテルは「駅舎ホテルINN MY LIFE」と命名。一日一組限定の貸切りです。
▲リノベーション施行中。白を基調とした素敵な空間に生まれ変わっていました！
中谷さんとお話しして感じるのは地元愛に溢れていること。天竜が大好きだから、地元に元気になってもらいたい、地元の良さをみんなに知ってもらいたい。だから第二弾の事業がホテルになったと思います。点ではなく面で、敷地ではなくエリアで考えて。そして、何よりも駅舎をホテルにという発想が斬新です。
「駅舎ホテルINN MY LIFE」はいよいよ5月1日にオープンです。あなたも天竜の豊かな自然、なにげない日常、都会にはない人情を味わってみては如何でしょうか？
＊＊「駅舎ホテルINN MY LIFE」ホームページはこちら＊＊
