今回ご紹介するのは、「第４回リノベーションスクール＠浜松」での提案内容です。
サカナ町 屋台村 ろじにわ
UnitB（肴町公会堂バックヤード）
対象物件は裏路地に面した、肴町公会堂裏のバックヤード。路地裏にあるため目立ちませんが、公会堂に隣接しており、地域との繋がりが期待できる場所です。
可動式の小屋や仮設物の設置は可能であり、町内会にもヒアリングを行い、まちに一体感を持たせるきっかけとなるようなコンテンツをこの場所にいれたいと考え、ワークショップを通して屋台村を作る案を計画しました。ワークショップにより対象地が変わっていく過程も体感することで、まち全体で愛着を持って場所づくりができると考えました。
さらに、屋台出店の際も、肴町で手に入るものを積極的に使ったり、地域の人が関わる場面を意識的に作ることで、この場所でしかできない地域の拠点を目指しました。
家守舎CON
UnitC（タケダ毛糸店）
対象物件は駅南のサザンクロス商店街にある2階建の建物の1階部分。以前は毛糸店が営まれていました。
駅南は駅北に比べると人通りも少なく、どこか暗いイメージがあります。しかし、周辺では居住者が増え、こだわりを持ったひとたちが集まってきている、と感じたことからこれを変化の兆しと捉え、伸ばしていくことはできないかと考えました。
対象物件とアーケード商店街を舞台に、「浜松サザンクロスほしの市」というマルシェを開催することを提案。マルシェの運営には、新しいチャレンジを応援する会社を設立し、エリア価値の向上に繋がる取り組みを行っていくことを目標としました。
この提案を実現させたのが、「浜松サザンクロスほしの市」を運営する(株)浜松家守舎CON。ほしの市以外にも、トークイベントやレンタルスペースなど、エリア価値の向上に繋がる取り組みを行っています。
