自己紹介
佐藤貴子(40歳)、4人の子を持つひとり親です。
1番下の子が小学校に入って少し育児が落ち着いた頃、コロナ渦で職を失いました。「終わりは始まり」と考え、自分のやりたいことを探しました。
そして地域の空き家を再生して子ども食堂をやりたいと思い、リノベーションに興味を持ち始めました。
はじめてリノベーションスクールという言葉が耳に入ってきたのは「広報はままつ」だったかと思います。そこから自分の興味の思うままに「浜松100人会議」というイベントに参加し、そこでリノベーションスクールのユニットマスターをされるお二人の話を聞くことができ、もっとこの方達の話を聞いてみたいと思い参加を決めました。
初日
リノベーションスクールの概要を丁寧に説明してくださり、「欲しい暮らしは自分で作る」というリノベーションまちづくりのコンセプトがストーリーのように自分の中にスッと入ってきました。
その後ユニットに分かれて自己紹介、物件見学をしました。
誰1人知り合いがいない場所に飛び込み、主婦歴が長く経験の少ない自分をどう自己紹介するのかすごく悩みましたが、「これからこういう事をやってみたい。そのためにリノベーションを学びに来ました。」と話しました。ユニットメンバーは鉄の伝道師の方や、お花の先生、建築の勉強をされてきたWebデザイナー、中小企業診断士、陶芸家、また会社員でありながらワインとアロマの講師をされている素晴らしい方々ばかりでドキドキでしたが、私を快く受け入れてくれました。
また、経験豊富なユニットマスターのお二人と、ユニットメンバーと歩く街は、浜松出身ではない私には有意義なものでワクワクが止まりませんでした。
2日目、3日目
ユニットごとに分かれ事業アイデアを出し合って、物件とのマッチングやエリアの課題と波及力を考え、それぞれ1日の最後にショートプレゼンをしました。
私たちの物件は元飲食店ではありますが、築68年で電気ガス水道、床壁天井、全てにおいて改装を必要とする物件でした。この物件でいかに初期費用をかけずに事業をやっていくのか。とても難しい物件でしたが、ユニットマスターのお二人に先導していただき何とか皆さんの多才なギャラリー(陶芸、花の展示販売)とワインバーというコラボに持っていくことが出来ました。
初日から2日目、3日目を終えるまでの期間、物件に向き合い、エリアに向き合い、自分に向き合い、何が出来るか。と必死で考える時間になりました。
そして最終プレゼン当日までの1週間。プレーヤーの方とプレゼン資料を作る方の綿密な打合せ、Webデザイナーの方がイラストデザインの仕上げなど、各自の作業を進め最終プレゼンの発表を迎えました。
4日目
午後からの発表に向け、最終打ち合わせと発表のリハーサルを繰り返し、メンバーの思いをプレゼン資料の中に盛り込むことで最高の発表が出来たかと思います。
▼公開プレゼンテーションの動画はこちらから
最後に
事業計画を一人で決めるのではなく、みんなで決めていくという工程を体験し、自分の意見を持つことも大切ですが、相手の意見を尊重し、その意見を目標に対してどう組み込んでいくかが大切だと感じました。
私の欲しい暮らしは、自分と自分の家族、また地域のすべての人が笑顔で集えるサードスペースをつくることです。そのためにはまだまだ情報不足、体験不足、接触不足であり、このリノベーションスクールはとても意義のあるものでした。
”何かに挑戦したい、これから始めたい”と思っている方、その何かを見つけるために必要なヒントや仲間は見つかると思います。
人生100年、生涯学習、リカレント教育。このような言葉をよく耳にします。育児が落ち着いた今、年齢問わず誰でも参加ができるリノベーションスクールに参加できて良かったです。
そして、これからもここで出会った方々を応援し、何かあれば足を運んで、浜松の町が笑顔で溢れるよう楽しみながら関わっていきたいです。