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【リノスク体験記】ひろがる、つながる

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申し込みに至るまで

「空き家のプロジェクトっていうのがあるらしいよ」という友人の一言がきっかけでリノベーションスクールの存在を知りました。その後、浜松市公式サイトを検索したところ、ちょうどスクールの受講生を募集している期間で、全4日すべての予定が空いており参加できることがわかりました。ただ、申し込みするは締め切り日のギリギリまで迷いに迷いました。

私は短大を卒業後、楽器メーカーに就職、2度の育児休業を経て今も同じ会社に勤めています。子供たちも成人し子育て中心の生活から解放されるとともに『定年』を意識し始める年齢へとさしかかっています。数年前から感じていた「定年退職後は浜松で何かを始めたい」との思いと「迷うなら参加した方がよい」との後押しから、とにかく一歩踏み出してみようと決意、申し込みをしました

スクール

スクール開催前の物件見学会では顔も名前も知らない初めて会った方々とグループが組まれていて対象物件も決まっており、状況把握ができないまま見えない何かに引っ張られている、そんな感覚でした。

見学会で出された課題、翌週末からはユニットワークの始まり。どうやら考えることがたくさんありそうだ…。みんなについていけるか、迷惑をかけないか、仕事と両立ができるのか…参加したことへの後悔が見え隠れ。そんな私の心を見透かすかの如く、父の具合が悪いとの連絡、大学受験中の息子からトラブル連絡…これは「今回は都合により辞退させてください。」宣言をさせるお試しか?とも思いました。

心は揺れ動きながらも、「辞めたら後悔するぞ」との見えない声、ユニットメンバーの頑張りを目の当たりにし、ユニットマスターの支えもあり、何とか最後まで参加することができました。

 

プレゼン発表

定期的なプレゼン発表と、その都度いただくコメントを元に内容はどんどんブラッシュアップされていく。こんな短期間、しかも元は全く知らない人達と、公開プレゼン発表にこぎつけられたことは素晴らしい経験の一つになりました。

夜な夜なZOOMでの打ち合わせやメールのやり取り。非常に濃密な期間を過ごしたと思います。前日とは大違いで非常に寒い中、屋外でのプレゼン発表となりました。

発表自体はメンバーがやってくださり私自身は見守るだけでしたが、終わった時は本当にほっとしました。

▼公開プレゼンテーションの動画はこちらから

 

終わってみて

ユニットで提案したものは残念ですが、そのまますぐに実現できることにはなりませんでしたが、後悔はありません。もしかしたらもっと違う考え方がったかも…とか違うことをテーマにしていたらどうだったかなと思うこともありますが、あの場あの時はそれが最善であったと信じています。

すぐに起業へと結びつかなかった、起業はそんなに簡単なものでもない、と実感。ただし、起業できないものでもない、とも思えた体験でした。

スクール後には「浜松」をもっと知ろう、知りたいとの思いから、天竜へ行ってみたり、ほしの市へ行ってみたり、他のユニットの方と会ったりと行動範囲に広がりができました。

浜松にはたくさんの思いをもった方々がいる、手を伸ばせつながることができる、と実感。

一人ではできないことも多数では実現できる可能性が高まる。何より同じような気持ちを持っている方と話すことは面白い。共感できる。きっとこれからもつながっていく、広がっていく、変わっていける。そんな思いでいっぱいです。

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