私は助けたい人達がいてリノベーションスクールに応募しました。
それは、未就学児を持つお母さん達です。
私はやりたい事があって参加しました。
それは、お母さんが1人の人間として輝き、活動出来る場所を作る事です。
私には、起業出来るだけの、スキルも知識もありません。
ただの主婦です。
そして、じっくりと考え、計画を立てたりする時間もありません。
なぜなら今現在、5歳と3歳の育児真っ最中だからです。
幼稚園に入園する前の子供と24時間一緒にいる事は、
『初心者マークで1人高速道路を走り続ける事』
と同じくらい、不安で、孤独で、危険がつきまとう事だと、私は感じています。
子供の事だけで精一杯。
余裕なんてありません。
お母さん達は、自分の事そっちのけで、子育てに毎日奮闘しています。
そんなお母さん達が『ママ』としてだけではなく『1人の人間』として
のんびりした時間を過ごしたり、ゆっくりリラックスしたり、自分のやりたい事に励んだり出来る時間と場所を提供したい。
でも、どうしたらいいのか分からず2年間悩んでいました。
そんな時、リノベーションスクールを知り、
『ほしい暮らしは自分でつくる』と言うフレーズを聞き、強く背中を押されました。
「誰か作ってくれないかなぁー」なんて思っていたところがあったけど、自分で作りたい!と思いました。
自分の強みは以下の経験です。
・音楽の専門学校を卒業
・元料理教室講師
・カフェでの調理&製菓製造補助経験有り
・カナダで5年居住
(語学学校卒業・自宅でパン教室の開催や販売・現地の方々と演奏活動・子供2人出産)
実際に、リノベーションスクールに参加して、まず驚いた事は
『私の2年は1週間で叶った』と言う事です。
一緒に活動する仲間に出会え、的確なアドバイスをくれる講師の方々に出会え、
無かった知識を与えていただきました。
自分が持っていないスキルや知識を持っている人達に出会えた事は、宝物です。
自分のやりたい事を実現する為に必要な事を沢山教えていただきました。
それは、物理的な物や数字だけでは無く、自分を見つめ直す事。
今までなかなか躊躇して出来なかった事も、一週間しか無いと言う期限があったおかげで踏み出すことができました。
私の場合は、やりたい事が具体的に決まっていました。
リノベーションスクールでは、対象物件は決まっていて、メンバーも決まっている。
ですので、私がやりたいと思っている事をどれだけ押していいのか分かりませんでした。
対象物件にふさわしい事業とは何か、
他のメンバーがやりたいと思っている事は何なのか、
オーナーが望んでいるプランとはどの様なものか、
その問題に折り合いをつけながら、1番ベストのプランを考える事がとても難しかったです。
いったん、自分のやりたい事は置いておいて、この物件だけを見て、
このエリアにこの建物に1番ふさわしい事業を考える事もしました。
エリア調査もして、周りに住む人の声を聞いたり、周辺のお店に顔を出したりもしました。
すると、さまざまなニーズを知るだけでは無く、沢山のヒントをいただきました。
『まちにダイブせよ!』とはこの事なんだなと感じました。
そして、最終的に私のやりたい事を軸とした提案を、最終日にプレゼンさせていただきました。
沢山のお力添えに感謝しております。
私が提案させていただいたコンセプトは『踊る図書館』です。
中央図書館や谷島屋連尺店、その他Book cafeや絵本屋さんに囲まれた立地を活かし、
・子供達が歌ったり踊ったり自由に本を楽しめる空間
・心が踊るようなワクワクする空間
・ママの心の癒しの場
・学びのstepを踏む場
・step upしていく場
を目指す事を土台とし事業を考えました。
具体的には
・八百屋
・カフェ
・親子英語&音楽教室
・大人の自習室
・リラクゼーション(リンパマッサージ、カイロプラクティス)
です。
ママを癒し、自己肯定感をアップさせるフルコース・フルサービスを提供する事で、
心に余裕ができ、子供達に優しくなれる、そして家族に笑顔が増える未来を作りたい。
私に足りなかった事は『右手に志、左手に算盤』だと痛感しました。
苦手意識もあり、ずっと遠ざけてきた事でもありますが、
このプランを確実に成功させる為にも、数字でまずは経営が成り立つ事を証明出来るよう勉強していきます。
大手企業がやっている事と同じ土俵で戦っても勝てませんので、アイディアで勝負していこうと思っています。
100人のうちの1人に、ビビッと突き刺さるそんな内容にしていきます。
まだまだ私の起業への道は始まったばかりですが、リノベーションスクールで出会った仲間と歩むことが出来て、本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。