「リノベーションスクールに参加するとどうなるの?」
そんな方に読んでもらいたいリアルな体験談です。
File.16 金原 久美子さん(准看護師)
平成30年度に行われた第6回リノベーションスクール@浜松に参加した金原さんの体験談です。
コミュニティーナースとして活動する金原さんがなぜリノベーションスクールに参加したのか?そしてリノベーションスクールでなにを得たのか?率直にお話ししていただきました。
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Q1リノベーションスクールに参加したきっかけは?
コミュニティーナースの活動の拠点となるような、みんなで相談できるような場を作りたいと思い、そのための勉強のつもりで参加しました。
Q2 リノベーションスクールに参加して得たもの・自分の中の変化は?
他業種の専門家が集まってチームができると現実に近づく加速度が大きくて驚きました。
今まで出会うことのない分野の方々に出会えたので見聞も広がりました。
Q3浜松のまちがどう変わってほしいですか?
子どもから大人、高齢者、お体が不自由な方々が、毎日の暮らしを支え合い、互いの生活する姿から学び合えるような、あたたかい街になったらいいなぁと、私は思っています。
Q4スクールを経て、これからどうしていきたいと考えていますか?
2月に開催されたリノベーションスクールのフォローアップ講座でご一緒した仲間が、大工町の町塾〜えん〜さんを間借りしてお惣菜屋さんをオープンし、そこでアルバイトしています。
それは単に総菜屋さんのアルバイトをしているのではありません。
お惣菜の売り子さんとして、お客様やご近所の皆さんと挨拶したり世間話をしたりする中で、実は看護というケアの専門性の観点から、皆さんの普段の暮らしの様子や健康に繋がることは何であろうか?....を常に意識した売り子さんなのです。
お客様や近隣の方々との対話や普段の様子を通して、普段の様子を通して、はじめて暮らしの様子や動線が見えてきます。
お昼休みというのは時間が限られているからか、お店の前を通る方々はコンビニでカップラーメンやお弁当を購入した袋をもった方々を多く見かけます。
また、今日くらいは夕飯の支度にお惣菜を足して楽にしたいなぁと、お店に足を運んでくださる方や、ひとりでご飯を食べるのは寂しいね...などという声も聞かれます。
さらには、チラシを配布しているときに出会ったサラリーマンの方との世間話から、コミュニティーナースの活動に興味を持っていただきお店によってもらえたり、ワークショップへの参加をしていただけるなど、活動の輪が広がっています。
病院や保健室のような健康にかかわる施設からだけでなく、お惣菜屋さんという日常に融合するかたちで存在する空間で、健康にかかわる活動を行いまちに繋がっていくことで、健康的なまちをつくることができると、私は思っています。
Q5そのほか、メッセージなどご自由にお書きください
今まで違う世界に居たような他業種の方々に出会うことができたおかげで背中を押してくれる原動力となりました。
良いことばかりでなく、既存のシステムから外れた事業で、どのように利益を出していくのかという現実にもしっかり向き合っていくという根本的な問題に向き合っていく必要性を痛感することも多く、よい勉強をさせていただきました。
これからも試行錯誤は続きますが少しずつ丁寧に進んでいけたらと思います。
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金原さんありがとうございました。
コミュニティーナースの動きは、浜松で確実に根を張り始めています。今の社会に必要とされているこの取り組みが、一層広がっていくように協力していきましょう!