3月10日に開催した『第4回リノベーションまちづくりトーク』。
ゲストスピーカーとして、全国で「ミズベリング」の活動を展開されている国土交通省浜松河川国道事務所長・田中里佳さん、シェア屋台のスペース「肴町little」などを手掛ける丸八不動産株式会社・高林健太さん、公共空間を活用した様々なイベントへ出店し活動をしている「OKAYU-BAR」代表・飯尾みずきさんをお招きし、肴町の三米アトリエで開催しました。
(三米アトリエ)
今回は「新しい公共空間の使い方」をテーマにリノベーションまちづくりトークを開催し、初の試みとして“まち歩き”と“トークイベント”の二部構成での実施となりました。
当日は生憎の雨でしたが、22名もの方々が参加してくださいました。
“まち歩き”と“トークイベント”当日の様子をご紹介。
◆まち歩き
(まち歩きの様子)
まち歩きは、最初に「浜松サザンクロスほしの市」を自由に見学後、13:00~出発!
初めに「ソラモ」を通りながら、「浜松魅力発信館THE GATE HAMAMATSU」を見学。ここは遠州鉄道高架下にあるオープンスペースであり、利活用が求められていました。今後は、同じ高架下の新川モールの利活用も期待されています。
次に向かったのは「KAGIYAビル」!
丸八不動産株式会社・高林さんから説明を受けたのち、自由に見学をしました。ビル一棟がリノベーション物件として利活用されており、参加者の皆さんも大変興味を持って見学していました。
そして最後にシェア屋台のスペース「肴町little」を見学し、第二部の“トークイベント”へ。
◆トークイベント
(トークイベントの様子)
最初に、高林さんからこれまで培った東京・森ビル開発でのご経験や、「肴町little」を手掛けるに至った経緯、今後取り組んでいきたい事などについてお話いただきました。
海外と違って公共空間の使い方が不十分であると感じており、まち中に「気持ちよく時間をすごせる場づくり」をしたいこと、まち中のビジョンを描きながら進めたいことを熱く話してくださいました。
続いて飯尾さんからは、これまでの活動や心の変化など、実体験に基づき率直にお話しいただきました。
また、公共空間を活用した活動のなかで感じたこととして、「誰もが使える空間なのに、行政の窓口や手続きが分かりづらく大変」といったご意見もいただきました。
最後に田中さんから道路、公園、河川など公共空間活用に向けた国の施策、そして、全国のミズベリングの活動をお話しいただきました。
これまでの規制中心だった時代から180度転換し、まちづくりのために公共空間を使おうという時代が到来したことを実感しました。
今回は、「新しい公共空間の使い方」をテーマにリノベーションまちづくりトークを開催し、まち歩きという新たな試みも実施しました。
今年度も様々な視点や新しい感覚を取り込みながら、楽しくリノベーションまちづくりトークを開催していきたいと考えています。まずはリノベーションまちづくりを知っていただく第一歩として、ぜひ、イベントへのご参加をお待ちしています!!