7月26日、エニシアで開催した「第2回リノベーションまちづくりトーク」。
報告ブログ後半は、もう一人のトークゲスト『APARTMENT STORE』代表の日内地謙さんのお話をレポートします。
【日内地謙さんのプロフィール】
高校卒業後、家具職人を志し上京。その後、アパレル、長野でホテル&ブライダルなどの接客業を経て、25歳で浜松にUターン。アンティーク家具とカフェとリノベーションデザインのお店「アパートメントストア」をオープンする。現在は「清流荘プロジェクト」と題した宿泊型ワークショップの実現を目指している。
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「新しい活動の始め方」という今回のトークテーマにあわせながら、ご自分のこれまでの活動を振り返ってくださった日内地さん。
何かを始めるときは様々な選択の連続が続くため、「分からない」ということが人は怖いのだと語ります。
その漠然とした不安を取り除くために効果的なのが、今の自分の背景や状況を論理的に分析し、明確にすること。
そして、「何をしたいか」の『目的』を考えることが大切だと日内地さんは言います。
例えば、
①金持ちになりたい
②自己表現をしたい
③伝統をまもりたい ...など
日内地さんは分析した結果、自分が②がしたかったと気づき、そのために表現の完成度を高めたいと思ったそうです。
「自分の表現したいことが表現できる場所であれば…。そこで表現でき、ちゃんと伝えられれば、人はきっとわざわざでもそこに来てくれる」
そのことをいろんな出会いの中で気づいたと言います。
また、
「自分でやり始めてからぶつかる違和感、嫌なこと、気に入らないことは大切にするべき。そのときにする経験は選択肢を増やすことに繋がる」とも。
一見マイナスに捉えがちな出来事でも、そこに対する視点を変えることで自分の選択肢が広がると教えてくださいました。
さらに、
「最初から大きく展開せず、まずは思っていることを人に話すことが大事。話すことで考えをまとめることができ、賛同者もできる」
「自分の能力を過大アピールせず、できること、できないことを嘘なく伝えること。自分らしさを確立することが大事」
といった、継続するうえで重要なことについてもお話くださいました。
浜松でゼロからお店を立ち上げ、ビジネスを続けてこられた日内地さんの体験談は、どれも説得力のあるものばかりで、メモを取る人の姿も多く見られました。
「立ち上げることは怖いけど難しくない。続けることの方が難しい。壁にどう立ち向かうかを自分でよく考え、自分で確認して、自分で決断する。それが経験となる」
新しい活動をはじめたいと思っている人に対して、そう背中を押してくださった日内地さん。
まずやってみること、経験することで不安や怖さがなくなり、より次の一歩も踏み出しやすくなることを教えてくださいました。
日内地さん、実体験に基づいた貴重なお話をありがとうございました。日内地さんが取り組む『清流荘プロジェクト』の今後も楽しみですね。
ご参加くださった多くの皆さまも、本当にありがとうございました!
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【イベントDATA】
『リノベーションシンポジウム@はままつ』
◆日時/平成30年9月5日(水曜日)19時00分~
◆場所/浜松市ギャラリーモール“ソラモ”
◆定員/100名(先着順)
◆料金/無料
◆トークゲスト/株式会社三河家守舎 山田高広さん
◆お問合わせ先/浜松市市街地整備課 TEL 053-457-2342
◆主催/浜松市
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