メルマガ登録
MAGAZINE
HOME > blog > 【開催レポート】3/10(土)リノベーションまちづくりトーク《後編》

【開催レポート】3/10(土)リノベーションまちづくりトーク《後編》

facebook
twitter

先月開催した『第4回リノベーションまちづくりトーク』。報告レポート後編です。

 

約30人の参加者を前に、5人のトークゲストが自ら取り組んでいることを発表。前回のブログでご紹介した島津順子さん、鈴木友美子さん、松本憲さんの熱弁に続き、中谷明史さん、日内地謙さんのお話へ。

 

東京で働いていたときに、浜松で開催された第1回リノベーションスクールに参加。その後、地元である浜松市天竜区に20代でカフェ『山ノ舎(やまのいえ)』をオープンさせた中谷明史さん。

※実は、高校卒業後お酒の醸造などを学ぶ学校へ通い、オーセンティックバー(格式あるバー)でバーテンダーをした後、『東京R不動産』に転職したという異色の経歴の持ち主。

山の舎を舞台に自由な発想でイベントなどを行い、魅力的な人材が自然と集まる場を作っていったそうです。

「地方には可能性しか感じない」と語る中谷さん。

現在、活動内容はお店だけにとどまらず、天竜の資源・価値ともいえる自然や人にクローズアップしたサイト「uraniwa」を設立。この春からは山ノ舎の入っている物件を購入し、2Fをコワーキングスペースとして改装予定だとか。まちのキーパーソンを集め、そこからさらに化学変化を起こしていく構想が既にいろいろと練られているようですよ!

 

 

そして、最後にお話くださったのが、浜松市南区でカフェ&レトロな商品を扱う家具店『アパートメントストア』を営む日内地謙さん。子どもの頃から部屋の模様替えなどが好きで、家具職人を目指して丁稚奉公(修行)へ。その後、長野のホテル勤務時代に出会った何でもDIYで作ってしまうオーナーや、『D&Department 』の存在に衝撃を受け、レトロ家具を扱うカフェ&SHOPを20代でオープン。店舗も自分たちで作りあげたエピソードを写真とともに紹介してくださいました。

『D&Department』を知って日内地さんが驚いたのが「古いもの=価値の低いもの」ではないということ。

新しい見せ方をして、必要としている人に届けることで、「モノの価値」は何倍にも上がることを「お腹がいっぱいの人に饅頭を売ろうとしても一文でも売れないが、空腹な人に売れば十文でも買ってくれる」という例えで説明してくださり、すごくわかりやすかったです。

 

そんな日内地さんが長年経営してきた『アパートメントストア』ですが、なんと3月で閉店! 自分の心が動くことを大切に、 店を閉めてまで次にやろうとしているのが「清流荘プロジェクト」。その進捗状況も語ってくださいました。

※「清流荘プロジェクト」について気になる方は日内地さんのブログをご覧ください。
http://apartment-store.jp/blog/seiryusou/

 

 

最後は5人のトークゲストが並んでのパネルディスカッション。

「事業をしていて楽しさを感じる点・難しい点」「今後の夢」など用意したテーマに沿ってお話いただきました。会場から飛び出した「お金(収入)の話」に関する質問に対しても、みなさん正直に語ってくださっていました。

 

参加者のアンケートを見てみると、「この話をここだけで終わらせるのはもったいない」「自分らしく、やりたいことをやっている人に刺激を受けた」「こんな話を無料で聞けるなんて!」と満足度の高い感想が。

 

今後も浜松市では、新たな視点で自らアクションしている人をゲストに招き、リノベーションまちづくりトークを開催していく予定です。このサイトはもちろん、ブログやfacebookなどのSNSで随時情報発信していきますので、ぜひお見逃しなく。

 

 

■関連記事■

https://hama-rino.com/archives/211

facebookでシェア!