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元保育園をリノベーション! いつでも、誰でも、自由に来られる公園のような場所

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浜松市西区伊左地町に、『UPCYCLE⁺ STUDIO』が誕生しました。

▲元保育園をリノベーションした『UPCYCLE⁺ STUDIO』。

ここは30年程続いた元保育園で、移転に伴い取り壊される計画でした。そのような中、ここを地域の人たちが集う場として残したいという強い想いに共感した「はまはく HAPPINESS ホールディングス」(浜松白洋舎の関連会社)がリノベーション。『UPCYCLE⁺ STUDIO』が誕生しました。

『UPCYCLE⁺ STUDIO』では、レンタルスペースにおいてイベントやワークショップが開催されている他、浜松白洋舎による新たなサービス『洗着 SENGI』(持参の古着と店頭にある洋服を交換できるサービス)や、『ayanohaヨガ』、アクセサリー、額縁などの作家や職人の『アトリエ』(工房)など、様々な利用がなされ、子どもから大人まで、地域の人たちが集うコミュニティの場となっています。

UPCYCLEとは、“廃材や使わなくなったもの”を新しい素材やより良い製品に交換して“価値を高めること”。中庭や建物内には、保育園だった頃に使用していた遊具やロッカー、子ども用の低い洗面所などがアップサイクルされ、随所に使用されており、メインホールにあった隠し階段の先にある倉庫は、「はまはく HAPPINESS ホールディングス」のデザイン事務所となっています。

▲保育園で使用されていたロッカーが、デザイン事務所へと続く階段に。

▲街路灯が照明器具に。

この『UPCYCLE⁺ STUDIO』でディレクターを務める羽広(はびろ)さんは、第1回リノベーションスクールの卒業生。

ご自身でメインホールを活用し絵画教室を開催するほか、この場所の家守の役割も担っています。

▲ディレクターを務める羽広(はびろ)さん。

また、羽広さんは、キャリア教育コーディネーターとして、これからの未来を担う子どもたちに、一過性の講座や体験ではないキャリア教育を実践しています。

キャリア教育コーディネーターとは、地域社会が持つ教育資源と学校を結びつけ、子どもたちの多様な能力を活用する「場」を通じ、キャリア教育の支援を行うプロフェッショナル。子どもたち一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育を行います。

羽広さんは、その取り組みの一つとして、企業がキャリアコーディネーターとして学校教育に参入し、継続的に関わる新たな事業を提案。子どもたちのキャリア教育と、企業の新入社員等の人材育成を実施していきます。

 

“事業の継続によって人との関係性や信頼が得られる”

と話す羽広さん。

そう思うきっかけになったのは、この『UPCYCLE⁺ STUDIO』や、自身のお子さんが通う学校のキャリア教育コーディネーターとしての経験から。

コーディネーターとして子どもたちに絵を描くことを教えていくなかで、面識のない親から「子どもが活き活きと絵を描くようになった」と感謝の言葉をかけられ、地域に継続的に関わることの大切さを強く感じたそうです。

 

様々な価値を高める取り組みを実施している羽広さん。『UPCYCLE⁺ STUDIO』近接の空き家を、民泊として活用する検討もしているとのこと。今後、この場所がどの様に変わっていくのか、引き続き注目です。

 

▲▲『UPCYCLE⁺ STUDIO』ホームページはこちら▲▲

<プロフィール>

羽広 雄太(はびろ ゆうた)

1982年北海道生まれ

大学卒業後、アート制作を中心に活動する。

大学卒業後に渡英。

卒業後、エジプト(ルクソール職業訓練センター)を拠点に活動。

主な活動に、イギリス、ラムズゲートにて作品展示。

エジプト、カイロ日本人主催の夏祭り(日埃共作陶芸作品展示会)

ルクソールにて日埃アート交流エキシビジョン、ストリートチルドレンとの

ペイント活動及び陶器の技術指導等。

後、スペインに移住し制作活動を行う。

帰国後、北海道の老人介護施設にて似顔絵共同制作等。

中学校教諭美術を経験

UPCYCLE⁺ STUDIOディレクター

 

リノベーションまちづくりの詳細はこちらから!!

 

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