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特集インタビュー
【History】


想いに立ち返り、柔軟に。
ヘルシーデリで子育て世代を応援!

「今日のおかずはなんですか?」「お肉は甘酒みそつくね、お魚はサバの醤油麹から揚げです」常連風の女性からの問いかけに明るく答えるのは、『らくさぽDeli』の飯尾みずきさん。移動販売スタイルで週に数回、天竜や大工町などでお弁当やお惣菜を販売している。地元の新鮮野菜や自家製の発酵調味料を使い、健康にこだわったメニューを提供している飯尾さん。お店を始めるきっかけになったのは、2017年に参加した『第5回リノベーションスクール@浜松』だった。


「毎週この日が楽しみなんです」と女性客

発酵調味料を使い、薄味でも奥深い味わいに

大工町を歩く会社員もふらりと立ち寄る

「欲しい暮らしは自分でつくる」
この言葉が胸に刺さって…

もともと浜松出身だった飯尾さんがリノベーションスクールに出会ったのは、茨城からUターンで戻ってきた頃。昔の友人たちが仕事で忙しくしている中、幼い子どもたちの育児に追われる自分は、社会から取り残されているような孤独感があったという。そんなとき、心に刺さったのが「欲しい暮らしは、自分でつくる」というリノベーションスクールのフレーズ。思い切ってスクール受講を決意する。スクールに参加した飯尾さんは、サザンクロス商店街内にある空き物件を担当。最終プレゼンでは、建物の老朽化が激しく人通りもまだないこの場所でお店を開くのではなく、子どもからお年寄りまで食べられる健康食《お粥》を移動販売する事業『OKAYU-BAR』を提案する。

飯尾

飯尾みずきさん
「私自身、もともと料理が好きだったので、ヘルシーで体に優しいお粥なら子育て中のママも安心して子供に食べさせられると思いました。今一緒に事業を進めている永田拓也さんも同じチームで。『せっかく提案したプランだからやってみよう!』と言ってくれる他のメンバーの後押しもあり、すぐに形にしていきました」

写真右から飯尾さん、永田さん

浜松の恵みを詰め込んだ看板商品のお粥

『浜松サザンクロスほしの市』へ出店。

想いを形にできた喜びと
継続する中での気づき

『OKAYU-BAR』を立ち上げてすぐは、「好きなことを形にできた!」ということが、ただただ嬉しかったと話す飯尾さん。寒い時期にスタートしたこともあり、温かいお粥はイベントでも人気に。飯尾さんと永田さんが協力して新メニューを考え、サザンクロス商店街で開催されていた『浜松サザンクロスほしの市』や『サザンクロスの朝市』への出店を重ねていった。しかし、最初はメンバー4人で交代しながら出店していたが、だんだんと都合が悪くて出られないメンバーが増え、飯尾さんの出店回数も増加。小さな子どもを預けながら出店することに無理が生じていく。


振り返るきっかけになった「不動産Re活用トレーニング」

想いを書き記したショップカード
飯尾
「やりたい想いはあっても、実際はみんな本業などで忙しく、動けるのが私だけの状況でした。でも、私も小さい子どもたちに留守番させてイベントに出続けるのは限界がある。そう思っていたときに参加したのが『不動産Re活用トレーニング』でした。講師の倉石智典さんに「何でお粥なの?」「何でサザンクロスなの?」「その覚悟はあるの?」と厳しく突っ込まれて…(苦笑)。「私は、本当は何がしたいんだろう?」とゼロから考え直すきっかけをもらいました」

子育て中のママたちの
家事や心をラクにしたい

自問自答した結果、孤独を感じていた子育て経験から、家事や育児をシェアし、ママたちの心がラクになるサポートをしたいという本当の望みに気づいた飯尾さん。我が子が通う保育園に販売しに来ていた惣菜店の存在がとてもありがたかった実体験をもとに、働くママたちの家事をラクにするお惣菜を移動販売する事業へと軌道修正していく。


家に持ち帰る人に向け、おかずだけも販売
永田

永田拓也さん
「発酵調味料を自分で作ったり、地元の野菜をたくさん摂ったり、飯尾さんの食の概念が今までの自分と全然違って…(笑)。それが、すごく新鮮で、単純に『おもしろそう!』と思いました。それなら同じ船に乗り込んで、実験感覚で何が起こるかやってみよう!と進んでみたら、本業では出会えないような人との出会いがあり、事業を興す楽しさも知りました。大人になると、興味や関心が似た人とばかり関わりがちですが、『OKAYU-BAR』を始めたことで自分の価値観も広がり、それが本業にも活きてきていると感じます」

天竜『山ノ舎』での販売の様子

続けることで周知されていく

臨機応変に、今できることで
まちに関わっていく

想いを実現するために、再び走り出した飯尾さんだが、2020年春にはご家族の都合で静岡に引っ越すことが決まっている。せっかく起ち上げたこの事業を継続したい想いから、今は協力者を探しているところだ。人それぞれ、家族の状況の変化によって思うように動けないこともある。でも、だからといって立ち止まっていては何も始まらない。

飯尾
「こんなのがあったらいいのに…と思うことがあれば、自分でやるって選択肢もあるんだ!とリノベーションスクールが気づかせてくれました。特別な才能やセンスがなくても、動いてみるといろんな人が助けてくれる。事業を始めてから、いろんな生き方、いろんな考え方の人と出会い、私の世界も広がっていきました。それが何よりの財産だと思います。環境が変わっても、自分にできる形で何かしら継続していきたいです」

OKAYU-BAR&らくさぽDeliが誕生した3つのポイント

OKAYU-BAR&らくさぽDeliが誕生したポイント

小さくても良いから、今すぐ出来ることをやってみる

いろんな人に相談する

自分の使える時間とやりたい事をすり合わせる



飯尾みずき(写真右)

浜松市出身。以前は茨城県に住み千葉で住宅関連の仕事をしていたが、結婚・出産後、浜松へUターン。学生時代は優等生タイプだったが、実は好奇心旺盛な性格。着物や太鼓など、古いものが大好き。

永田拓也(写真左)

浜松市出身。本業である建築士の傍ら、副業感覚でこの事業に携わる。子どもの習い事の送迎などで多忙な週末も多いが、会計や事業計画を中心に飯尾さんをサポートしている。

【OKAYU-BAR&旬総菜らくさぽDeli】

場所 浜松市中区大工町311-21(『まち塾〇-えん-』内)
販売場所 随時FBやInstagramにて案内
問い合わせ先 machijukuen@gmail.com
ウェブサイト https://www.facebook.com/okayubar/
Instagram @okayubar_rakusapodeli