※この記事は、2020年2月に作成しました。
現在は、西区にある保育園をリノベーションしてできた複合施設「UPCYCLE STUDIO」 に拠点を移し、活動しています。
「今日のおかずはなんですか?」「お肉は甘酒みそつくね、お魚はサバの醤油麹から揚げです」常連風の女性からの問いかけに明るく答えるのは、『らくさぽDeli』の飯尾みずきさん。移動販売スタイルで週に数回、天竜や大工町などでお弁当やお惣菜を販売している。地元の新鮮野菜や自家製の発酵調味料を使い、健康にこだわったメニューを提供している飯尾さん。お店を始めるきっかけになったのは、2017年に参加した『第5回リノベーションスクール@浜松』だった。
もともと浜松出身だった飯尾さんがリノベーションスクールに出会ったのは、茨城からUターンで戻ってきた頃。昔の友人たちが仕事で忙しくしている中、幼い子どもたちの育児に追われる自分は、社会から取り残されているような孤独感があったという。そんなとき、心に刺さったのが「欲しい暮らしは、自分でつくる」というリノベーションスクールのフレーズ。思い切ってスクール受講を決意する。スクールに参加した飯尾さんは、サザンクロス商店街内にある空き物件を担当。最終プレゼンでは、建物の老朽化が激しく人通りもまだないこの場所でお店を開くのではなく、子どもからお年寄りまで食べられる健康食《お粥》を移動販売する事業『OKAYU-BAR』を提案する。
『OKAYU-BAR』を立ち上げてすぐは、「好きなことを形にできた!」ということが、ただただ嬉しかったと話す飯尾さん。寒い時期にスタートしたこともあり、温かいお粥はイベントでも人気に。飯尾さんと永田さんが協力して新メニューを考え、サザンクロス商店街で開催されていた『浜松サザンクロスほしの市』や『サザンクロスの朝市』への出店を重ねていった。しかし、最初はメンバー4人で交代しながら出店していたが、だんだんと都合が悪くて出られないメンバーが増え、飯尾さんの出店回数も増加。小さな子どもを預けながら出店することに無理が生じていく。
自問自答した結果、孤独を感じていた子育て経験から、家事や育児をシェアし、ママたちの心がラクになるサポートをしたいという本当の望みに気づいた飯尾さん。我が子が通う保育園に販売しに来ていた惣菜店の存在がとてもありがたかった実体験をもとに、働くママたちの家事をラクにするお惣菜を移動販売する事業へと軌道修正していく。
想いを実現するために、再び走り出した飯尾さんだが、2020年春にはご家族の都合で静岡に引っ越すことが決まっている。せっかく起ち上げたこの事業を継続したい想いから、今は協力者を探しているところだ。人それぞれ、家族の状況の変化によって思うように動けないこともある。でも、だからといって立ち止まっていては何も始まらない。
小さくても良いから、今すぐ出来ることをやってみる
いろんな人に相談する
自分の使える時間とやりたい事をすり合わせる
浜松市出身。以前は茨城県に住み千葉で住宅関連の仕事をしていたが、結婚・出産後、浜松へUターン。学生時代は優等生タイプだったが、実は好奇心旺盛な性格。着物や太鼓など、古いものが大好き。
浜松市出身。本業である建築士の傍ら、副業感覚でこの事業に携わる。子どもの習い事の送迎などで多忙な週末も多いが、会計や事業計画を中心に飯尾さんをサポートしている。
場所 | 浜松市西区伊左地町2460-2(アップサイクルスタジ オ内) |
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販売場所 | 随時FBやInstagramにて案内 |
問い合わせ先 | rakusapodeli@gmail.com |
ウェブサイト | https://www.facebook.com/okayubar/ |
@okayubar_rakusapodeli |